第1章 親は絶対!全てを親に決められる子の行く末

これは、僕が小学生の時の話です。


この日は土曜日で、時間帯は夜20時過ぎ。
家族でクイズ 番組を見ていました。

僕は次の日学校が休みだったので気分もよく、
楽しくテレビを見ている最中でした。
※当時は土曜に学校があったので日曜は特に嬉しかった。


そんな時、クイズ番組の回答者が
『アップル』という回答をしたのです。


何の問題だったのかは詳しく覚えていないのですが、
とりあえず『アップル』と答えたのだけは覚えています。
※このアップルはiphoneではなくリンゴの事です。


それを聞いた僕は、こう思いました。


(アップルってなんだろう?)


当時、小学生だった僕は、
アップルが何かという事がわかっていませんでした。


この時、特に何か考えたわけではなく、
何となく疑問に思った僕は、こんな一言をいいました。



『ねぇねぇアップルってなに?』



隣で一緒にテレビを見ていた母親に、
アップルが何かを聞いたのです。



何気なく聞いた一言。
ごく当たり前の会話だったと思います。

でも、この一言が僕の人生を
大きく変わっていくことになったのです・・・




こんにちは、ゆーいちです。
今日は僕の人生を大きく変えた話をしていきます。

僕は今、10年勤めた会社を辞め、
独立してお金を稼いで生きています。

稼ぐ手段は様々で、
YouTubeに動画を投稿して稼いだり
ブログやメルマガを書いて稼いだり。


YouTubeについては5年以上やっており
それなりに知識もあるので
起業家と一緒に事業をすすめたりもしています。

またそのYouTubeの知識を活かして、
YouTubeをやったことない人に
0からYouTubeを教えて月10万20万と
稼げるようになってもらったりもしています。


副業で始めて、月10万20万稼げるのであれば
それはそれでいいですよね。

しかも、そこから伸ばすことも全然可能ですから。



そんな感じで個人でお金を稼ぎながら
嫁と、3人の子供を養って生きています。


ただ、今でこそこういった生活を送れるようになりましたが
子供のころの全然違いました。


親の言いなりに育っていて
自分で何かを決めることなんてほぼなかったし
自分に対して自信が持てない状態でした。


そんな僕が、どういった子供時代を過ごしたのか
少しお話しします。



僕が子供のころは、
親に毎日怒られていました。

これ、本当に毎日怒られていて
365日休むことなく怒られていました。

怒られない日は、1日としてなかったです。


何に怒られたのかというと、
今考えると、ほんと他愛のなんですよね。


牛乳をちょっとこぼした、
ご飯を食べられなかった。
バランスを崩して母親にぶつかった
洗濯ものを出し忘れた。


僕が親になってからは、怒りたくなる気持ちは
少しわかるようになりましたが、
でも、怒る必要があるかと言ったら無いものが多いです。



しかも、怒られ方が

『なんでそんなこともできないんだ。』
『なんだあんたはそんなバカなんだ。』
『え、何やってんの?』


そんな怒られ方で毎日毎日怒られていたので
とにかく自分はバカだと思いこむようになりました。

自分はできていなきゃいけないこともできない人間だ。
そう思うようになり、そんな自分が嫌いになるくらいでした。


そんな毎日だから、夜中にベッドの中で布団に包まって
『どうせ、僕はバカですよ。
生まれてこなかったんだよ。』


と泣きながら自分を責め続けてた時もありました。

そうやって、常に自分の存在を
否定するかのように生きたんですよね。



そんな日々を過ごしていたものだから
自己肯定感はかなり低かったです。


それに、毎日親に怒られていたので
親に何かを聞くのもすごく嫌でした。



ファミコンやりたいときも堂々と
『ファミコンやっていい?』
なんて聞くことはできず

恐る恐る親の顔色をうかがいながら
『あ、あの・・・ファミコン・・・やっても いい?』

こんな聞き方をしてたんですよね。


で、恐る恐る聞くもんだから声も小さくなって親から
『え?何?聞こえない。もっとはっきり言って。』

と怒鳴られて。さらに声が小さくなり・・・
最終的には

『やっぱりいい。』


と、言いたいことも言えない毎日でした。

そんな感じで、いつも親の顔色を見ながら生きてたんですよね。


それに、僕はいつも親に何かを決められていきてました。
子供のころは、本当に何かを自分で決めるという事はなかったと思います。


例えば、習い事。

僕は習い事で、
サッカーや水泳、
ピアノ、書道、英会話。

色んなことを習いましたが、
自分から習いたい!

といった記憶はなく、
気づいたら習い事をしている感じでした。



習い事を習っているのに不安や満足というよりは
習いに行くことが当たり前の状態でした。

だから、習い事を続けるとか、辞めるなんてことを
考えたことをすらなかったです。


そんな中日々を送る中、
僕の人生を大きく変える出来事がありました。



それが『アップル事件』です。



小学生のころ、
家族でクイズ 番組を見ていました。

この日は土曜日で、次の日が休みだった僕は
気分よくクイズ番組を見ていました。


そんな中、クイズ番組で回答者の一人が
こんな回答をしました。


『アップル』


何の問題だったのかは詳しく覚えていないのですが、
とりあえず『アップル』と答えたのだけは覚えています。
※このアップルはiphoneではなくリンゴの事です。


それを聞いた僕は、こう思いました。


(アップルってなんだろう?)



この時僕は、ふと頭に浮かんだ疑問を解消するために
母親に質問をしたのです。


ねえねえ、アップルってなぁに?


純粋に疑問に思ったので、
その流れで親に聞いただけでした。


ですが、その答えは僕の予想とは
はるかに違った答えだったのです。



『あんた、そんなこともわからないの?
バカじゃないの』



今でも鮮明に覚えています。


この返事は、当時の僕からしたら、
まるで自分の心をハンマーで打ち砕かれたような、
そんな衝撃を受けました。


その時、僕は心の中でこう思ったのです。


(何かわからないから聞いただけのに・・・
なんでそんなことを、言われないといけないんだよ。

わからないことを聞いたらバカなのかよ。
わからないこと聞いちゃいけないのかよ。


はいはい、わかりました。
どうせ僕はバカですよ。
生きてる価値もないですよ。


あーこんな事を言われるのなら
聞かなきゃよかった。


もう、どうでもいいや。


こんな風に言われるくらい
何かわからないことがあっても、
聞くのはやめよう。)



この日を境に、僕の性格は大きく変わっていきました。


普段生活している中で
わからない事があったとしても、
それは自分がバカだから聞く価値が無い。

相手からしたら、
こんなバカに時間を割くのは時間がもったいないから
聞かない方がいい。


今でも多少はそう思っていた節はありましたが
この日を境に決定的に思うようになりました。

そして、極端に人の目を怖がるようになりました。


自分が思っていることを相手に伝えた時、
相手からどう思われるか怖かったです。


好きなテレビは?
とか、
好きなマンガは?

みたいな普通の会話でも
自分の好きなことを言ったら


『えーお前そんなの好きなの?
バカじゃないの。』


なんて言われる気がして、すごく怖かったです。

実際、そんな相手をバカにするような事は
言われたことがないのですが、
自分の中で勝手に想像して怖がってました。


だから、そういう会話があっても
『えー好きなテレビはないなぁ』とか
自分の好きなものを伝えずに隠してきたんですよね。


とにかく、人にどう思われるかが怖くて
自分のことを言うことができませんでした。


これが僕が小学生だった頃の話です。



そして、そのまま中学、高校、大学へ進みました。


学生の頃も、自分の性格でさんざん苦労しました。

友達の顔色をうかがって
まともな会話ができない状態でしたから。


ただ、これはほんの序章に過ぎなかったんですよね。


親の言いなりに育てられて本当に困ったのは
社会人になってからだったんです。


第2章へ続く。(書きあがり次第、リンクを張ります。)